コラム:食中毒について

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食中毒に注意!

夏から秋にかけては、食中毒が多く発生する季節です。

今年は、まだまだ残暑が続くようですから、特に注意が必要です。

食中毒とは?

食中毒の原因となる最近やウィルスが付着した食べ物を食べたことによって、嘔吐や下痢などの胃腸炎のような症状が出たり、発熱したりします。

アレルギーのような症状や、ふぐの毒やきのこの毒などで中毒を起こすこともあります。

食中毒の種類

食中毒は、その原因になった有害物質によって、数種類に分けられます。

  1. 細菌性食中毒
  2. ウイルス性食中毒
  3. 化学性食中毒
  4. 自然毒食中毒
  5. その他

この中で、夏季に多い、細菌性の食中毒の種類をご紹介します。

食中毒菌の種類と症状

菌の名前 原因となる主な食品 症状
腸炎ビブリオ 魚介類(刺身・てんぷらなど)、卵料理 8~12時間後に発症
・嘔吐 ・下痢 ・腹痛
・発熱

サルモネラ 食肉、乳、卵やそれらの加工品(卵サンド、オムレツなど) 12~24時間後に発症
・高熱 ・下痢 ・嘔吐
・頭痛 ・腹痛
カンピロバスター 牛肉、鶏肉、豚肉、殺菌していない水(井戸水、湧き水など) 2~7日後に発症
・頭痛 ・腹痛 ・下痢
・発熱
ボツリヌス菌 ソーセージ、缶詰、瓶詰めなど 12~24時間後に発症
・倦怠感 ・嘔吐 ・呼吸困難
・頭痛 ・めまい
・目がみえずらくなる
致死率が高い
ブドウ球菌 おにぎり、弁当、生菓子、菓子パン、スーパーなどの惣菜、学校給食など 1~5時間後に発症
・嘔吐 ・下痢 ・腹痛
1日で回復する
ウェルシュ菌 食肉や魚介類の調理食品(肉団子、フライ)など 8~24時間後に発症
・下痢 ・腹痛
1日で回復する
セレウス菌 下痢型・・・食肉、野菜、乳、およびそれらの加工品(スープ、ソース)など
嘔吐型・・・米飯加工品(ピラフ、焼きそば、スパゲティ)、麺類など
下痢型…8~16時間後に発症
嘔吐型…1~6時間後に発症
5~6月に多い

予防対策

手洗いをしっかりすることと、調理するときには、包丁・まな板などの調理器具や食器もしっかりと洗いましょう。

調理するときの注意

  • 食肉や魚を切るまな板と、サラダなどの生食で食べるものや、調理済みで火を通さずに食べるものを切るまな板を区別しましょう。
  • 生肉や生の魚を触った手で他の食材を触らないようにしましょう。菜箸も、調理前と後で、別の箸を使いましょう。
  • 食材は十分に加熱しましょう。
  • 加工用や加熱用の食品を火を通さずに食べるのは絶対にやめましょう。
  • 速やかに調理し、できあがったらすぐに食べましょう。

手洗いの方法

爪、指先、しわの溝、手首の洗い残しが多いので、特に念入りに洗いましょう。



手のひらをこすります。


手の甲をこすります。


手の指と指をからませて指の間を洗います。


指先、爪をこすります。


指を1本ずつねじり洗いします。


手首もしっかり洗います。

健康管理が大切

どんな細菌やウィルスでもそうですが、体が弱っているときは、症状がひどくなってしまいます。

風邪が流行っていても、うつる人とうつらない人がいるように、日ごろの健康管理が大切です。健康で免疫力の高い体であれば、感染したとしても、軽く済みます。

常に体を整え、細菌やウィルスに負けない体を作りましょう。

お弁当の食中毒対策

お弁当を作るときの注意

  • 前日に調理したものを入れるときは、再度加熱し、冷ましてから入れる。
  • 生で食べれる食材(ハムやかまぼこなど)も、加熱してから使いましょう。
  • 味見の時、指を使わないように。
  • おにぎりは、直接手で握らずに、ラップを利用しましょう。
  • 水分が多いと細菌が増えやすいので、水分の少ないおかずを選ぶか、しっかり水分を切って入れましょう。
  • 果物は、別の容器に入れるか、水分が出ないようにラップで包みましょう。
  • 温かいうちに蓋をしないように。(お弁当箱の蓋に水滴がつくと、細菌が繁殖しやすい状態になります。)

お弁当を持ち歩くときの注意

  • 長時間、暑い場所に置かないようにしましょう。直射日光の当たる場所や、車の中も高温になりますので、絶対におかないように。
  • 暑いところを持ち歩くときは、保冷バッグや保冷剤を使うなど、工夫しましょう。
    凍らせたゼリーなどを保冷剤代わりに入れるのもおススメです。
  • お弁当を食べるときは、必ず手を洗いましょう。屋外で水道がない場合は、抗菌のウェットティッシュを使うと便利です。
  • 食べそびれたお弁当を夜に食べないように。

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