薬は、指示通りに飲ませましょう
お医者さんで薬をもらったら、飲ませるタイミング、量、日数などを確認して、その通りに飲ませましょう。
体調が良くなったからと、勝手に服用をやめてしまうと、せっかく治りかけていたものがぶり返してしまうことがあります。
また、家族で似たような症状がでたからといって、薬をほかの人に飲ませてはいけません。薬は、それぞれの体格や体質に合わせて処方されますので、たとえ同じウィルスでの症状だったとしても、体質が違えば違う薬を用いることがあるからです。
いつ飲むの?
薬には、食前・食後・食間と、飲むタイミングが指示されています。
- 食前…食事をとる30分くらい前
- 食後…食事の後、30分以内
- 食間…食事と食事の間。
間違えやすいのが、食間です。食事の間(食べてる途中)ではないので注意!
また、食間には、2つのパターンがあります。
- 薬…朝食…薬…昼食…薬…夕食
- 朝食…薬…昼食…薬…夕食…薬
どちらのパターンの方がよいのか、お医者さんか薬剤師さんに聞いてみてください。
薬を飲むのを忘れてしまった場合
うっかり忘れちゃうこと、ありますね。基本は、気づいた時に飲む!です。
その場合、薬と薬の間隔をあける必要があるので、次に飲む時間を調整してください。
- 一日3回の場合…4時間以上あける
- 一日2回の場合…5~6時間以上あける
- 一日1回の場合…8時間以上あける
もし、上記の時間をあけると次のタイミングに飲めない時は、一回分飛ばして飲みましょう。決して、2回分を1度に飲んではいけません。
食事がとれない時は?
気分が悪くて食事がとれない時、薬だけ飲ませて良いのか、悩みますね。
これは、薬によって違います。
抗生剤は、食事がとれなくても時間通りに飲まないと効果が出ません。
逆に、糖尿病の薬など、食事をコントロールするものは、食事をするときに飲まなくてはいけません。
食事がとれそうもないときは、事前にお医者さんに確認しましょう。
また、食後に飲む薬は、胃が荒れるのを防ぐために食後に指定されていることが多いので、きちんとした食事がとれない場合でも、食べやすい物をちょっとでも胃に入れてから飲むと良いです。
吐き気止めの薬
私の経験なのですが、子供の嘔吐がひどくてお医者さんに行ったら、吐き気止めの粉薬をくれました。
水分も受け付けない時に、粉薬が飲めるはずがないでしょ!!
って思ったし、案の定、飲ませてもすぐに戻してしまいました。
あまりにも吐き気の強いときは、座薬をもらった方がよいと思います。
ただし、下痢しているときは、座薬はダメですし、赤ちゃんの場合、座薬を入れると刺激ですぐにうんちが出て、座薬もそのまま出てきてしまう事も多いです。
飲み薬と座薬と、どちらが良いのか、先生とよく相談してみましょう。
両方を処方してくれることもあるので、薬を与える間隔など、きちんと確認してください。
薬を飲ませる工夫
小さい子供は、薬をなかなか飲んでくれないものです。
特に、苦い薬は、口に入れてもべーっと出してしまったり、吐いてしまう事もあります。
粉薬は、食べやすいものと混ぜてあげるのがお勧めですが、薬によって食べ物との相性(逆に苦みが増すなど)があるので気を付けましょう。
また、相性の良い薬と混ぜて、凍らせてあげるのも飲みやすいようです。
お薬は水で飲みましょう
錠剤や粉薬をそのまま飲めるようになったら、水で飲ませましょう。
ジュースや牛乳などで飲むと、効き目が悪くなる薬があるので、できるだけ水で飲む習慣をつけた方がよいです。
この薬はお茶で大丈夫?とか悩むよりも、水で飲めば、全部OKですので。
お母さんが薬を飲んでいるときの母乳
お母さんが薬を飲んでいる場合、母乳に影響が出ることがあります。
必ずお医者さんに、授乳中であることを伝えてください。
母乳に影響の少ない薬を処方してくれることもありますし、やはり、母乳はあげないように言われる場合もあります。
とにかく、必ずお医者さんに確認しましょう。