とにかく水分を摂ること
熱があったり下痢をしているときは、水分をこまめに補給しましょう。
真水ではなく、ほうじ茶、スポーツドリンク、薄めたスープなどの方がよいでしょう。
水分を摂っただけで嘔吐してしまうときは、小さい氷を口にいれてあげてください。口の中で少しずつ溶けるので、吐かずに飲み込めることが多いです。様子をみながら少しずつ与えましょう。
小さい子供は、あっという間に脱水症状になってしまいますので、常に注意して様子を見ていてください。
栄養があって消化の良いものを
食欲のないときは、少量で栄養の摂れるものを食べましょう。
■熱があるとき
アイスクリーム、プリン、ヨーグルトなど、冷たくて口当たりが良いもの。
■喉が痛いとき
おかゆ、うどんなど、飲み込みやすいもの。刺激のあるもの(香辛料の効いたもの)は避けましょう。
■鼻づまりのとき
雑炊や煮込みうどんなど、温かいもの。
■咳が出るとき
のど越しがよく、するっと食べられるもの。ラーメンなど、すすって食べる熱いものは咳き込むことがあるので避けましょう。
■お腹が痛いとき
りんごかお勧めです。リンゴには整腸作用がありますので、乳幼児にはすりおろしてあげると良いでしょう。みかんなどの柑橘系のものは下痢を起こすので避けましょう。
■下痢のとき
ほとんど水のような便の時は、水分のみ。少し形になってきたら、おかゆ、うどんなど。野菜などの繊維質のあるものは、便が普通に近づいてきてからにしましょう。
基本的に、便の形状と同じくらいの食べ物を食べさせてください。
ヨーグルトやアイスクリームに、きなこを混ぜる。
牛乳でおかゆを炊く。
味のないおかゆが嫌いな場合、だしの素や鶏がらスープの素をちょっと入れてあげるだけでかなり食べやすくなります。
食べたいものを聞いてみる
上記したものは、理想の食事ですが、本当に具合の悪いときは、食べてくれないことが多いですね。
ですから、何が食べたいか本人に聞いてみてください。欲しがるもので体調もわかります。
何も欲しがらないときは、アイスやプリン、ゼリーなどをあげてみましょう。
ちょっと体調が戻ってくると、おかゆやうどんを欲しがるようになり、もっと元気になれば、自分の好きなメニューを言うようになります。
お母さんの体調が悪いときの母乳
お母さんが風邪やインフルエンザにかかってしまったとき、赤ちゃんに母乳をあげてもよいか悩みますね。
風邪やインフルエンザが母乳から移ることはほとんどありません。
でも、お母さんと赤ちゃんは常に密着していますので、お母さんの咳や、ウイルスのついた手で赤ちゃんのお世話をすることでうつってしまうことが多いようです。
しかも、インフルエンザが発症する前の潜伏期間にすでにうつっていることが多いので、インフルエンザとわかってから母乳を中止する必要はないとされています。
ただし、お母さんが薬を飲んでいる場合、母乳への影響が出ることもありますので、必ずお医者さんに母乳をあげてもよいかを聞いてください。