子どもの腰痛

子どもの腰痛

子どもの腰痛

子供の体は成長の途中です。
骨も大人に比べて柔らかく、脊髄や脊柱(頚椎・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨)はまだ未完成であり、特に成長の過程の脊柱の湾曲が大事なのです。

その未完成である脊椎や腰椎に無理な負担をかけると、腰痛の原因になります。
痛みが強い腰痛であればすぐに親が気づき異常が分かると思いますが、少々の腰痛では子供自信も親も気付かないことが多いものです。

また、子どもが「腰がいたい」と言っても、「腰痛なんて大人の病気だ」と考えてしまうことが多いようですが、子どもの腰痛は思っているよりも多く、そして、大人になってからの慢性腰痛の原因になることも多いので、きちんとした治療が必要です。

子供は回復力が早い為、軽い腰痛であれば2~5日で落ち着く事が多いです。

腎臓病や白血病などの病気が原因で腰が痛いこともあるので、お子さんが「腰が痛い」と言ったら、症状をきちんと聞いて、病院で診てもらってください。

子どもの腰痛の原因は?
原因は大きく分けて3つあります

子どもの腰痛の原因は、使いすぎと、逆に運動量が少なく筋力が弱っている場合、他の病気に起因する場合の3つがあります。

使いすぎは、激しいスポーツなどで、腰に負担が掛かりすぎた場合です。

逆に、運動が嫌いで、外で遊ぶことが少ない子どもは、腰を支えている筋肉(体幹)の低下が著しく、それが原因で腰痛になります。

他の病気に起因する腰痛は、脊椎側湾症や、白血病などの病気が原因で起こります。

子どもの腰痛は、大人になってから再発(子どもの頃の故障が起因となる)場合が多いので十分注意が必要です。

 

使いすぎによる腰痛

激しいスポーツをしている子どもに多く、一番多いのが、筋性腰痛症ですが、椎間板ヘルニアや脊椎分離症になっている場合もあるので注意が必要です。

子供の椎間板ヘルニアでは、大人のように腰痛・坐骨神経痛・しびれといった症状は出にくく、柔軟性がなくなり体の硬さとして出現することがあります。

・・・脊椎分離症とは

激しいスポーツなどにより、腰椎が疲労骨折してしまうことです。
腰椎の5番(第5腰椎)に発生することが多く、亀裂が生じたり、それが進行して分離してしまったりします。

完全に分離してしまうと、大人になってから、その骨がずれてしまう「脊椎すべり症」に発展することがあり、慢性腰痛の原因になります。

 

筋力低下による腰痛

体を動かすことが嫌いで部屋遊びが中心の子どもや、習い事が多くて運動する機会が少ない子どもに多いです。

腰を支えている筋肉(体幹)の低下が著しく、骨盤を正しい位置にすることが出来なくなっているのです。

腹筋が弱いと、お腹が前に出る姿勢になり、骨盤が前に倒れます。逆に、背筋が弱いと、骨盤が後ろに倒れ、腰が引けたような姿勢になってしまいます。

猫背も、筋力が弱いことが原因になっている場合が多く、猫背になると、腰痛はもちろん、背中痛、肩こり、首痛(ストレートネック)、頭痛など、全身に不調が出てきます。

筋性腰痛症

子供の腰痛で一番多いのは、筋性腰痛症です。

成長が著しく、骨の成長と筋肉の成長がアンバランスな時期に、激しいスポーツなどをしたために腰背筋に負担がかかった事が原因と考えられます。

また、急激に背が伸びる時期に、骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、背中から太腿にかけての筋肉の柔軟性が失われている場合にも筋性腰痛症が起こりやすくなります。

この筋性腰痛症は、前屈をすると腰い痛みが起こるという症状が特長で、損傷して炎症を起している場合は鋭い痛みがあり、筋肉の過緊張の場合は重いような鈍痛が起こります。

筋性腰痛症は骨には異常がないので、筋肉の炎症を抑え、 緊張をほぐしてあげれば、2、3日で症状は解消されます。
痛みがひどい場合は患部を冷やして安静を保ちましょう。

激しいスポーツをすると、筋肉が緊張しており、非常に疲れている状態です。

そのままにしていると筋性腰痛症になりやすいので、スポーツの後はストレッチをして十分に筋肉を伸ばして緊張をほぐすことが大事です。

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子供に多い症状

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