側湾症(脊柱側湾症)の施術

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側湾症(脊柱側湾症)の施術

特発性側弯症の施術(病院での施術)

特発性側弯症の場合、整形外科では、まずレントゲンを撮り、湾曲の角度(コブ角)を測ります。

側弯症の検査を参照

側弯症 コブ角ほとんどの場合、S字を描いて曲がっていますので、頸椎、胸椎、腰椎の3か所、または、上下の2か所を図ります。

軽度…コブ角が30度以下の場合は、経過観察という場合が多いです。

中度…コブ角が30度を越している場合は、矯正装具を装着します。 湾曲が進行する成長期に、装具(コルセット)で固定することにより進行を遅らせるのが目的です。

重度…湾曲がひどい場合(50度以上)や、腰痛などの症状がひどい時、内臓への影響がある場合は、手術を勧められます

 

経過観察で側弯症のタイプを判断

軽度では、そのまま湾曲が進まない、または自然治癒する場合が約8割。残りの2割は、成長とともに進行するタイプです。
どちらかのタイプかを判断するために、経過観察が行われます。
3~6か月後に再びレントゲンを撮り、進行の度合いを診ます。

骨の成熟度(この先身長が伸びるかどうか。女子の場合は初潮から3年経過しているかどうかが目安。)と合わせて、進行する可能性がある場合は、コルセット施術に移行します。

経過観察と言われて、「何も施術してくれない。」と通院をやめてしまう方がいますが、そうではなく、側弯症のタイプを判別するためには経過観察は不可欠なのです。

 

進行を遅らせるコルセット施術側湾症の装具例

レントゲンのコブ角が30度以上の場合や、経過観察の結果、進行性の側弯症と判断された場合、コルセット施術が行われます。

体に合ったコルセット(ブレースとも言う)を作り、背骨ができるだけ真っ直ぐになるように固定します。

装着時間は、医師の施術方針により、昼間だけとか、夜だけとか、お風呂に入る以外ほぼ24時間、など様々です。

定期的にレントゲンを撮って、コルセットの調節や、装着時間の変更などを行います。

コルセット施術は、真っ直ぐにするというよりも、進行を食い止めるのが主な目的です。
特発性側弯症は、成長とともに進行する病気なので、成長が止まると施術も終了します。

原因が不明で明確な施術法が確立していないので、コルセット施術で進行を食い止めることが精一杯なのです。

コルセット施術をしても高度な湾曲に進行が予想される場合や、腰痛や内臓への負担などで日常生活に支障が出る場合は、手術以外の方法はないのが現状です。

 

成長期が過ぎた後の施術

コブ角が35度以上の場合は、成長後もじわじわと進行する場合があり、特に、高齢になって筋力が落ちてくると進行する傾向がありますので、コルセット施術が終わってからも、経過観察を続ける必要があります。

側弯症で背骨が曲がっていると、全身に様々な不調が出るので、そのケアも必要になってきます。

子どもの頃は筋肉が柔らかいので、痛みを訴えるよりも、疲れやすいとか、落ち着きがない、集中力がない、といった症状が出ることが多いようですが、大人になるにつれ、背中痛や腰痛、膝痛などの不調を感じるようになってきます。

たとえば、肩コリ、首痛から頭痛が起こったり、めまい、耳鳴り、顎関節症なども歪みと関係しています。

足底筋膜炎、外反母趾も、体の重心がずれていることによって起こります。

内臓の動きが悪くなって、慢性胃炎や逆流性食道炎、生理痛、冷え性なども起こしやすいです。

 

このような不調に対しては、側弯症が原因であっても、一般的な施術が行われます。

脊柱の湾曲は治せないので、痛いところが出たら、その部分の対症療法を行うしかないのです。

 

湾曲が進み、日常生活に支障がでるほどになってしまった場合、コルセットの装着や(この場合は成長期のものとは違って体をできるだけ真っ直ぐに支えるためのコルセット)、手術を行う場合もあります。

 

当院での施術

側弯症の原因は不明とはいえ、何らかの身体のバランスの崩れが関係していると考えられます。
側湾症の患者さんは、必ず骨盤がゆがんでいます。

骨盤が歪むことによって背骨が曲がってしまったのならば、骨盤を真っ直ぐに整えれば、背骨は自然と真っ直ぐに戻ろうとするはずです。

当院では、コルセットなどを使用せずに、体の手足のバランスを調整することによって、骨盤を整えていきます。
無理に真っ直ぐにさせるのではなく、体が本来のバランスを取り戻そうとする力を助ける療法です。

コルセットを装着して、運動量を減らしてしまうのはよくないと考えています。
本来、体を動かすことによって、崩れたバランスをリセットするのですから、いろんな運動をたくさんするべきです。

まず、体が本来の正しい形(姿勢)を思い出すアプローチをし、それに適切な運動を組み合わせて行くのが理想です。

特に、成長期のお子さんの場合は、進行も早いですが、治りも早いです。

できるだけ早く施術を開始しましょう。

※詳しくは、側弯症と整体のページをご覧ください。

 

側弯症のケア

側湾症の人は、背骨が不自然にカーブしているため、背骨への負担が大きいのです。

普段から、骨を丈夫にする必要があります。
骨粗しょう症には十分に気をつけましょう。

栄養のバランスを考えた食事をすること。

喫煙も良くありません。

普段の姿勢にも注意しましょう。

やってはいけない姿勢

  • 横座り
  • ぺちゃんこ座り(アヒル座り)
  • 頬杖をつく
  • うつぶせで寝転ぶ
  • 横向きに寝る

そして、筋力を保つためにも、適度な運動も続けましょう。
できれば、左右のバランスの取れた水泳などの運動が望ましいですが、あまり種目にこだわらず、楽しく身体を動かすことを目的にすると良いですね。


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