機能性ディスペプシア(FD)
胃痛や胃もたれなどの症状があるにもかかわらず、内視鏡検査などで大きな異常が見つからない状態を、「機能性ディスペプシア(FD)」と呼びます。
以前は、「慢性胃炎」や「神経性胃炎」、あるいは「NUD(Non-Ulcer Dyspepsia)」と呼ばれることもありました。

体が疲れているときや、脂っこいものを食べたとき、強いストレスを感じたときなどに、胃が痛んだり、胃がムカムカしたりするのも、この機能性胃腸症にあたります。
機能性ディスペプシアは、日本人の4人に1人は経験しているといわれるほど一般的な症状です。
機能性ディスペプシアの不快な症状
- 腹部膨満感
- 食後に食物がいつまでも胃の中に停滞しているような感じ
- 食事開始後すぐに満腹感が出て、これ以上は食べたくない感覚
- 食欲不振
- 食後のむかつき
- 胃痛と吐き気

機能性ディスペプシアと整体
胃もたれや胃の不快感の背景には、姿勢や呼吸機能の影響が関係している場合があります。
特に重要なのが「胸郭」とその中で働く「横隔膜」です。
胸郭の歪み → 横隔膜の動きが低下 → 胃の働きに負担がかかる
ここでポイントとなるのが横隔膜です。
《横隔膜とは》
- 横隔膜は呼吸の中心となる主要な筋肉です
- 胃のすぐ上に位置し、腹部の圧力変化に関与します
- 横隔神経(主にC3〜C5)により支配されています
- 食道・大動脈・大静脈が通過する構造を持ちます
猫背などで胸郭が前方に閉じた姿勢になると、横隔膜の上下動が制限され、呼吸が浅くなることがあります。
その結果、腹圧のバランスや自律神経の働きに影響し、胃の不快感につながる可能性も考えられます。
そのため当院では、姿勢や全身のバランスを確認しながら、 胸郭の可動性や横隔膜まわりの緊張に対してやさしくアプローチしていき、胃の不快感や胃もたれの軽減を目指します。
