ストレートネック

近年、ストレートネックの患者さんが増えています。パソコン、スマホ、ゲームの普及による悪い姿勢の定着と、運動不足による筋肉の衰えで、正しい姿勢をキープできなくなっているのが原因の一つだと考えられます。

デスクワークをする女性に多かったのですが、最近では、男性も、子どももストレートネックの人が多くなっています。

ストレートネックとは

ストレートネックとは

頚椎(首の骨)は、少し前にカーブしているのが正常なのですが、何らかの原因により、まっすぐになってしまう状態をストレートネックといいます。また、進行すると、逆に反る 頚椎後弯変形(後方ネック、反り首) になる場合もあります。

重い頭を細い首で支えるには、適度なカーブにより重心をとらえる必要があります。頚椎のカーブは、衝撃を吸収する役割もあり、とても大切なのです。 そのカーブが失われてしまうと、頭を首や肩の筋肉だけで支えることになり、慢性的な肩こり・首のハリが起こり、いろいろな症状が現れます。

ストレートネックは、パソコン作業のようなデスクワークの人に多く発症しており、座っている時の姿勢が大きく影響していると考えられます。 また、ゲームや勉強を長時間続ける子供たちにもストレートネックが増えています。

上の図を見てください。 緑のラインが頚椎のカーブ、赤のラインが重心線です。 左の頚椎は正常なカーブを描き、頭部は頚椎でしっかり支えられています。 右のストレートネックを見るとカーブは失われ、頭は頚椎より前に来ています。 ストレートネックの場合、頭部や重心線が背骨より前に来てしまう為に、重い頭(約4~5kg)を首の筋肉で支えなければなりません。 ですので、慢性的に首や肩がこり、それらの筋肉の緊張から、頭痛や繰り返す寝違えなどのトラブルを引き起こし、頸椎ヘルニア・頸椎症に移行してしまうこともあります。

頸椎は脊柱の一部ですから、首だけがおかしいわけではありません。全身のS字カーブが乱れた結果、首のカーブが正常でなくなっているのです。

ストレートネックは全身の歪み

背骨の図

脊柱(背骨)全体を見て下さい。

脊柱は頚椎・胸椎・腰椎・仙椎(仙骨)という構成になっています。 頸椎(首)は、その脊柱の一部分です。

病院へ行くと、首だけをレントゲン撮影します。レントゲンの結果、首が本来のカーブでなくなっている(位置がずれている)とストレートネックと診断されます。

首が悪いのだからと、首を引っ張ったり温めたりする施術を行う病院がほとんどですが、本当は、全身を調整しないとストレートネックは治りません。

ストレートネックの人は、100%身体の生理的湾曲(S字カーブ)が崩れているからです。

結果と原因は違います。頸椎(首)が真っ直ぐ(ストレートネック)になってしまう原因は、身体のいろいろな部分が関係しているのです。

「からだ」全てが正常に機能する為には正常な骨格でなければなりません。 骨格には筋肉が付いていますので、 骨格の位置のずれにより筋肉も正常に機能できなくなります。

また、骨格がいびつ(歪み)だと内臓もいびつになります。 特に胸郭や骨盤には、大事な臓器がありますので、ストレートネックの人は、内臓が弱い人が多いです。

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