この体操は、鈴木薬手院で施術を受けている患者さん専用です。
体の状態に合わせてやり方の指導をしますので、一般の方や、患者さんでも体操の指導を受けていない方は行わないで下さい。
※体操のやり方が間違っていると逆効果になります。
上半身の体操
※動画が出ない場合はこちら
- バンザイをして、短い方の手首を長い方の手でつかみます。
- 長い方の手の側に、体を倒します。
そのまま3呼吸。 - ゆっくり戻します。
- 続けて、逆をやります。
長い方の手首を短い方の手で握って、短い方へ体を倒します。 - そのまま3呼吸。
- ゆっくり戻します。
ポイント
- どちらの手が長いか、施術の時に指定しますので、順番を間違えないように。
- 手のひらは前に向けて。
- 足は肩幅に開き、両足が並行になるように。
- 横に倒す時、体が前や後ろにずれないように(捻れないように)、真横に倒してください。
- 無理に倒さず、わき腹が伸びる程度に。(無理に倒すと前後に捻れてしまいます。)
- 左右やって1セットです。片側で終わらせず、必ず左右1回ずつ行ってください。
股関節の体操その1
正座をします。
かかとをお尻の外側にずらします。
両方均等に開くようにしましょう。
そのまま上体を倒して仰向けになります。
このとき、膝が床から離れないように、腰が浮かないようにしましょう。
指示された方の足を、ゆっくりのばします。
このまま、ゆっくり3呼吸。
※足を伸ばす順番を間違えると、逆効果ですので注意。
反対の足も、ゆっくり伸ばします。
両足を伸ばして、終了。
ポイント
- きちんと正座が出来る人限定の体操です。
- 必ず、指定された足からのばすこと。
- 逆側を行う必要はありません。
股関節の体操その2
正座をします。
かかとをお尻の外側にずらします。
両方均等に開くようにしましょう。
指定された方の足を伸ばします。
このまま、ゆっくり3呼吸。
※足を伸ばす順番を間違えると逆効果ですので注意。
ポイント
- きちんと正座が出来る人限定の体操です。
- 必ず、指定された足からのばすこと。
- 逆側を行う必要はありません。
股関節の体操その3
座って、足の裏を体の真ん中で合わせます。
このとき、つま先を手で持ち上げないように。
足の裏が垂直に合わさるように。
背中を丸める感じで、前にかがみます。
※腰から折るのではなく、猫背になる感じにします。
ポイント
- きちんとあぐらがかける人限定の体操です。
- 無理に体を前に倒さないように。
- 足の裏が垂直になるように、下敷きなどを挟んでチェックしましょう。
下肢の体操
真っ直ぐに立ちます。
足を肩幅に開きます。
※このとき、つま先が真っ直ぐ前に向くように。両足が並行になるようにします。
指定された方の足を一歩前に出します。
そのまま、アキレス腱を伸ばします。
※はずみをつけずに、じわっと伸ばします。
このままゆっくり3呼吸。
※手を腰にあてる場合は、肘に力を入れないように。(肘をはらない。)
後ろの足を前にそろえます。
※後ろに戻さず、前の足にそろえてください。
ポイント
- 必ず、指定された足を前にだすこと。
- 左右の足を常に並行に。
- 一歩前に出す時は、体の中心に出すのでは無く、肩幅に開いた足の位置をそのまま前に出します。
- 最後に足をそろえるときは、必ず前に出した足にそろえます。後ろに戻ると効果がありません。
- 逆側を行う必要はありません。
お尻歩きの体操(骨盤底筋の体操)
- 足をまっすぐ前に出して座ります。
骨盤の位置がまっすぐになるようにします。 - 膝を持ち上げないように(曲げずに)、そのままお尻をずらして前に進みます。
肩を揺らさないように、お尻だけ動かして進むようにします。(仙腸関節を動かすことを意識して。)
線路のレールの上を進んでいるようなイメージでまっすぐ進みます。 - 2m歩くらい進んだら、同じようにお尻だけ動かして2m後ろに戻ります。
- これが1セットで、数セット繰り返します。あまり疲れない程度(次の日筋肉痛にならない程度)にしておきましょう。
ポイント
- 真っ直ぐ前に進むようにしましょう。(骨盤が歪んでいると、曲がってしまうので注意)
- 前に進んだのと同じ分だけ後ろに下がりましょう。前だけ、後ろだけでやめてしまうと逆効果です。
- 毎日少しずつ続けていれば、骨盤周りの筋肉が強化されます。
- 腰痛、骨盤、股関節痛、膝の痛み、下肢の神経痛やしびれ、尿漏れ、猫背改善などに効果があります。