地震酔い 地震の後の体調不良

地震酔い

震災の後の体調不良

震災の後、患者さんの体が変わってることが多くてびっくりしています。
体が緊張して、バランスが大きく崩れているのです。

特に、お子さんは、地震の時のショックやその後の生活の変化に敏感に反応して、それがストレートに体に出ています。
一見、元気にいつもと変わらず過ごしているように見えますが、心身ともに、かなりのダメージを受けています。

震災後、ちょっとの揺れに過敏になったり、なんとなく元気がない、落ち着きがない、よく眠れない、などの症状があるときは、体が緊張して自律神経のバランスが崩れています。

地震酔い

地震の後、実際にはゆれていないのにゆれているような感じがしたり、ひどいときには気分が悪くなったりすることを、地震酔いといいます。

地震酔いは、実際に揺れているときに気分が悪くなるのと、揺れていないのに揺れているように感じるという、2つがあります。

実際の揺れで気分が悪くなる

実際の揺れで気分が悪くなるのは、車酔いと同じ原理です。
揺れによって平衡感覚がおかしくなって、気分が悪くなるのです。
地震の場合は、精神的な緊張も大きく作用します。

揺れていないのに、揺れているような気がする

ふとした時に、「あれ?地震?」と思ってしまうことがあります。

揺れたような気がして、電気やコップの水などを見て、揺れを確認したりします。
これを繰り返しているうちに、気分が悪くなってしまう人もいるようです。

地震酔いは、動いているときよりも、じっとしているときに感じることが多いようです。

机で勉強をしているときや、テレビを見ているときなどです。それと、じっとしていてからふっと動き出したときに、くらくらっと揺れている感じがすることもあります。

地震?? とドッキリしたときは、電気やコップの水を見て、揺れていないことを確認しましょう。揺れていないとわかると安心します。

地震酔いのメカニズムは、揺れている状態を脳が記憶していて、ふとした時にそれを再現してしまうこということです。

遊園地で、大きく揺れる乗り物に乗ったあと、降りてからも、しばらく揺れているような感覚が残りますね。地震酔いも、まさにこのような状態なのです。

特に、今回のような大きな地震の場合は、強烈に脳に記憶されてしまいますし、『また大きな地震が来たら怖いな』という恐怖心が、余計症状を悪化させます。

地震酔いしやすい人

車酔いしやすい子どもは、地震酔いもしやすいです。胃腸が弱い子も、気分が悪くなり、吐き気などを起こしやすいです。

猫背やストレートネックの場合は、頚椎が歪んでいるので酔いやすいです。

猫背の子は肩が前にすぼまっているために、横隔膜が正常に機能することができず、呼吸が浅いため、呼吸が乱れたり、息苦しくなったりします。

横隔膜の神経は、頚椎から出ているので、ストレートネックなど、頚椎にゆがみのある人も、同じように、呼吸が乱れやすいです。

地震酔いの改善方法

地震酔いが続く場合は、できるだけ体を動かすようにしましょう。

外で思いっきり遊んだり、もともとやっていたスポーツを復活させたりしましょう。
体を動かすことで、三半規管も安定し、揺れを感じにくくなってきます。

ストレス発散にもなり、とてもよい気分転換にもなりますので、子どもだけでなく、大人も一緒にスポーツができるとよいですね。

旅行に行ったり、ちょっと遠出して、環境を変えてみるのもとても良いことだと思います。

震災後の治療

地震の後は、体が緊張してバランスが崩れていますので、まずは全身のバランスを整えてあげることです。

筋肉が緊張すると、コリが発生し、自律神経も乱れがちです。
自律神経は、背骨に沿って通っていますので、背骨を整えてあげるのが一番です。

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