側湾症(脊柱側湾症)と整体

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側弯症(脊柱側弯症)と整体

側弯症と上手く付き合う

脊柱側弯症(せきちゅうそくわんしょう)は、人により原因が様々であり、症状も個人差があります。

現在、完全に治す方法は残念ながらありません。

特に、原因が不明で、成長とともに湾曲が進行する、特発性側彎症(とくはつせいそくわんしょう)は、男女ともに発症するのですが、女子の方が湾曲が強くなる割合が高いです。
背中の凹凸や姿勢の歪みが目立ち、ご本人や家族共に大変心配されていると思います。

しかし側弯症を理解してうまく付き合って、何の不自由なく普通の生活をしている患者さんもたくさんいらっしゃいます。

何よりも大事なことは、適切な時期に適切な施術・予防を前向きな気持ちで行うことです。
それには、家族の協力や監視も必要です。

側湾症を理解し、上手に付き合うこと(正しい知識をカラダで理解する事)で、良い状態をキープすることができるのです。

 

側弯症の整体施術

当院(無痛整体)での施術

側弯症の原因は不明とはいえ、何らかの身体のバランスの崩れが関係していると考えられます。

人間の体はとてもよくできていて、どこか一箇所不調があると、他の部分で補おうとします。

骨盤が歪んでいれば、そのままでは真っ直ぐに立てませんから、脊柱を歪ませてバランスをとるのです。
首の傾きが原因で、骨盤が傾いてしまったのかも知れません。
もしかしたら、足首が原因かもしれません。

体は全身がつながっているので、どこか一部分だけ歪んでいて他は真っ直ぐ、ということはなく、一か所の歪みが全身に連鎖するのです。

逆に言えば、体の一部分を正しく整えれば、体全体がそれに影響され、正しい位置に戻ろうとします。

本来、私たちの体には、自然治癒力という自分で健康にもどろうとする力があります。骨も、筋肉も、本来の位置に戻る力を持っているのです。

当院の無痛整体は、その力を促進させ、根本的な原因である歪みを治すことを目的としています。

 

骨盤を整える

側弯症の患者さんは必ず骨盤が歪んでいますから、手足を整えることによって骨盤までを整えるように施術していきます。

直接背骨を押したり引っ張ったりはしません。

脊柱の土台である骨盤を整えることによって、全身が本来の位置に戻るように促すのです。

 

 

側弯症の症例

特発性側湾症の患者さん(30代)です。
20歳過ぎから腰痛に悩み、妊娠中は恥骨が痛くて歩けないほどだったそうです。
最近、内臓の機能低下も気になって来院されました。

【施術前】
【1回目施術後】
【2回目施術後】

・顎が前に突き出している。(仰向けに寝たときに背中が床にぴったりくっつかない。)

・顎は少し引いたが、まだ骨盤の傾斜が悪い。(骨盤の傾斜が悪いと婦人科疾患が取れない。)

・骨盤の傾斜が理想的になり、本来の生理的湾曲になった。

・欲を言えば、もう少し顎が引けるのが理想。

・耳の下の高さが違う。
・肩の高さが違う。
・骨盤の高さが大きく違う。
・膝の中心と身体の中心がずれている 。
・手の着き方が違う。(左手が上がっている。右手が前に出て手の甲が見えている。)肩関節の大きな歪みがある。

・耳、肩の高さが改善したが、骨盤の高さは半分戻った程度。
・膝の中心と身体の中心が揃ってきたが、まだ不安定。

・耳、肩の高さがほぼ揃った。
・膝の中心と身体の中心がほぼ揃った。
・肩の巻きが改善されて、肩が幅が広く、胸元がスッキリと見える。(乳房の位置も左右のバランスが良くなった。)
・手のつき方に左右差が目立たなくなった。(肩関節の歪みが改善された。)

・骨盤の高さが違う。
・肩の高さが違う。
・足の中心と身体の中心がずれている。
・左右の肩の巻き込みが違う(手のひらの見え方が違う)
・服がよじれている。
・足首の開き方が違う(首がまがっていると、足首も曲がります。)

・足首の開きが整ったが、首の捻れはまだ改善されていない。
・骨盤の高さが少し改善した。
・Tシャツの袖から左右の手の出方が違う。(中心が整って、服のよじれが改善されたため、逆に手の長さの違いが目立つ。)

・足の中心と身体の中心が揃ってきた。
・骨盤の位置がかなり改善された。
・肩の巻き込みが改善されてきた。(肩幅が広く見える)
・腰のくびれが左右均等になってきた。

初回施術のポイント
1回目は、左右の動きや筋力に違いがあるので、全体的に大きなねじれをとる。

次の施術ポイント
重心が整ってきたが、左右の捻れを集中的に施術していく。

今後の施術ポイント
素人から見ると、全体のバランスは良いが、長い間重心が傾いていたため、左右の動きや筋力が違うので、月1回くらいの調整が望ましい。

 

施術前・施術後

側弯症で来院された患者さんの、1回目の施術前 ・ 施術後の写真です。
1回の施術(特に初回)で、かなり効果が出ますので、ぜひ付き添いの方も一緒に効果を見てください。

施術前
施術後

 

側弯症の施術風景

歪みの検査で確認しつつ、主に手と足を操作してバランスを整えていきます。
施術時間は、全部で約20分くらい。(そのときの状態により多少変わります。)

仰向けでの施術
※動画が表示されない場合はこち

うつ伏せでの施術 
※動画が表示されない場合はこちら


付き添いの方、ぜひユガミの変化を見てください!
1回の施術で写真で確認できます。
骨が柔らかい時(成長期)は、すごく効果があります。(特に小学校低学年)

 

バランス体操

側弯症の患者さんには、体幹を鍛える運動や湾曲を改善する為のバランス体操の指導をします。
身体を支える筋肉を鍛えることで、湾曲が進行しにくい身体をつくることができます。

体操は、ある程度体が整ってきた段階で始めるのがポイントです。
自分の身体の正しい位置がわかってくると、バランスよく体を動かすことができるようになるからです。

 

側弯症のケア

特発性側弯症は、骨の変形を伴うため、一度曲がった骨を元通りにすることは難しいです。

だからといって、そのまま放置していては、歪みが歪みを助長することになってしまいます。

治らない歪みだからこそ、できる限り歪みを最小にとどめるようなケアが必要です。

当院の施術を続けていくと、自分の体の変化を感じるようになってきます。
なんとなく、いつもよりもバランスが悪いような気がする…という、ちょっと不思議な感覚なのですが、それが大事なのです。

この体からのサインを見逃さずに体を整え、良い状態をキープするようにしましょう。

 


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